神戸GCPの成果に関する一考察 : 3人の参加学生のフォローアップ事例をもとに

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タイトル別名
  • A Study on the Outcomes of Kobe Global Challenge Program : Based on Three Participants’ Follow-Up Cases
  • コウベ GCP ノ セイカ ニ カンスル イチ コウサツ : 3ニン ノ サンカ ガクセイ ノ フォローアップ ジレイ オ モト ニ

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抄録

「神戸グローバルチャレンジプログラム」は、1・2 年次学生を対象に、2016 年度よりフィールドワーク、インターンシップ、ボランティア活動といった学外学修を展開しており、2019 年度末までの 4 年間にのべ約 470 名の学生が参加した。本稿はその面接調査の中から典型的な 3 名の学生のインタビューと彼らが事後学修で書いたフィードバックシートを検討して、神戸 GCP の参加者が 1・2 年次において主体性を重視した海外学修活動を経験することにより 4 年間の学士課程期間にどのような成長を遂げるかについてモデル化を試みた。その結果、3 名とも初年次における神戸 GCP の経験がきっかけとなって、その後、さらに神戸 GCP の別のコースに参加したり、学部の海外研修に参加したり、海外旅行でいくつもの国に訪れるなどして海外経験を積み重ね、深め、自らのキャリア形成につなげていること、自己効力感に駆動されて新たな課題に挑むことで自分をさらに成長させようとしていること、キャリアの道筋をつける力をより確固なものとしていくことが社会で役立つコンピテンシー獲得につながることが示唆された。

収録刊行物

  • 大學教育研究

    大學教育研究 29 87-102, 2021-03

    神戸大学大学教育推進機構

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