ITS analysis of Clematis plants from East Asia and the botanical origin of Clematidis Radix sold in modern markets

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  • ITS analysis of <I>Clematis</I> plants from East Asia and the botanical origin of Clematidis Radix sold in modern markets

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漢方生薬 「威霊仙」 はキンポウゲ科のセンニンソウ属植物の地下部に由来する。 近年の生薬市場には多数の原植物に由来する威霊仙が見られるが, 日・中の薬局方では原植物を Clematis hexapetala, C. mandshurica および C. chinensisの 3 種であると規定している。 現在日本, 中国及び韓国市場の威霊仙の原植物を明らかにする目的で, 東アジアに産するセンニンソウ属植物のうち関連する 9 分類群について, 分子生物学的に ITS 領域を検討した。 その結果, ITS 全領域の塩基配列を検討することにより, 9 分類群を区別することができた。 以上の結果から, 現在市場で入手した11サンプルの威霊仙を分子遺伝学的に同定することができた。 すなわち, 日本市場品は 4 サンプルのうち 3 つは C. mandshurica で, 1 つは C. chinensis であった。 中国市場品 4 サンプルのうち 2 つは C. mandshurica で, 他の 2 つは C. brachyura であった。 韓国産 3 サンプルのうち 2 つは C. mandshurica で, 他の 1 つは C. terniflora var. robusta であった。

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