Geographical differentiation inferred from leaf thickness in the coastal plant Calystegia soldanella (Convolvulaceae): a comparison between coastal and freshwater lakeshore populations

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  • 海浜植物ハマヒルガオ(ヒルガオ科) における葉の厚さの地理的分化: 海岸と内陸淡水湖の集団間の比較

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抄録

琵琶湖に内陸隔離されている海浜植物ハマヒルガオCalystegia soldanella(L.)Roem. et Schult. が,海岸の個体との間で葉の厚さに分化を起こしているかを検証した。比較をしたのは,琵琶湖の自生地6集団と海岸の自生地9 集団である。葉の厚さを測定して多重比較検定にかけたところ,5 グループに分類された。そのうちの1 グループに全ての琵琶湖の集団が含まれ,海岸の集団は残りの4 グループに含まれた。琵琶湖のハマヒルガオの葉は,海岸のものに比べて,有意に厚さが薄くなっていることが示唆された。琵琶湖は淡水湖であるために,塩ストレスへの適応が不要であることが,その要因の一つとして考えられる。

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