直観の起源としての「語りえないもの」―詩歌と「言語の外」に関するボルノウの思想―

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タイトル別名
  • Something unspeakable as the origin of intuitions-Bollnow’s theory on poem and Recognition beyond languages-
  • チョッカン ノ キゲン ト シテ ノ 「 カタリエナイ モノ 」 : シイカ ト 「 ゲンゴ ノ ソト 」 ニ カンスル ボルノウ ノ シソウ

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抄録

本稿の課題は,ドイツの教育哲学者ボルノウ(O. Fr. Bollnow)の思想に見られる,直観の起源に関する洞察を解明することにある。彼の言語論,直観論,情感論を並べて読み解くことにより,言語による認識のなかで共に輪郭を縁取られている,言葉によっては語りえない「言語の外」に,直観の起源が見定められることになる。この探索によって,言語・直観・情感の関係に改めて光が投げかけられるとともに,人間の認識と「語りえないもの」との関係が新たに捉えなおされる。

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