教員養成に関する比較発達史研究の試み(3)― ドイツ教育書を読む明治期日本の小学校教師 ―

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タイトル別名
  • A Comparative Study on Teacher Training and Education (3): An Elementary School Teacher Reading a German Educational Book in the Meiji Period
  • キョウイン ヨウセイ ニ カンスル ヒカク ハッタツシ ケンキュウ ノ ココロミ(3)ドイツ キョウイクショ オ ヨム メイジ キジツホン ノ ショウガッコウ キョウシ

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抄録

近代日本の国民教育とそれを支える教師の養成教育は,日本に独自的であり,同時に世界的動向の影響のなかに展開されるものであった。日本の教育は,西洋の教育をどう摂取したのか。とりわけドイツの教育の影響について,その一断面を,明治期の地方の一小学校教師が所持したドイツ教育書の内容と,その読書の跡の分析を通じて明らかにする。この事例の検討から,国民教育の実践者としての教師が,ヘルバルト主義教育に接し,その日本的受容を果たしていたことを示す。

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