自我同一性に関する日韓大学生の比較

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  • Ego ldentity of Japanese Students and Korean Students
  • ジガ ドウイツセイ ニ カンスル ニッカン ダイガクセイ ノ ヒカク

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抄録

水野が作成した「社会性確立」と「自我確立」を測定する質問紙「自我同一性パターン尺度(IPS)」と,それを李が韓国語に翻訳した質問紙(IPS-K)を用いて,日本と韓国の大学生について自我同一性のあり方について比較をおこなった。  両国のデータを因子分析した結果,第 1軸が「自我確立」,第 2軸が「社会性確立」とみなせる同じような因子構造が確認できた。クラスター分析した結果,日本のデータは「自立」「自己信頼」「社会的責任感」「積極的社会志向」のクラスターに,韓国のデータは「自立」「自己信頼」「社会的役割取得」「調和的社会志向」に分かれた。両国大学生の平均点を比較した結束「社会性確立」「自我確立」とも韓国の大学生のほうが有意に得点が高かった。

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