Bibliographic Information
- Other Title
-
- オンガク ニ オケル ハクシュ ガイネン ト ヒョウゲン ニ カンスル イチコ
Search this article
Abstract
音楽表現において、問題となるもののひとつに、拍子がある。拍子は施法の「エトス論」のように、それぞれの拍子には「特性」があるとされている。そして、音楽表現の際には、この拍子の特性が非常に重要視される。たとえば、4分の4拍子であれば、強、弱、中強、弱の規則的な交替による「4分の4拍子らしさ」が」要求される。また複合拍子においても、たとえば、4分の6拍子であれば、6拍の集合体ではなく、あくまで6拍子としての特性つまり強、弱、弱、中強、弱、弱を備えた表現でなくてはならないとされている。このように、いろいろな拍子の特性を個々の楽曲に応じて表現することは、演奏や指導の際、特に重要と考えられている。このような拍子に対する認識は、音楽指導上の第一段階から、かなり一般的なものとなっている。たとえば、歌や合奏の指導などでは、必ずといってよいほど第1拍を手や大太鼓で強く叩かせたりして、その曲の拍子感を養うように指導される。
Journal
-
- 岡山大学教育学部研究集録
-
岡山大学教育学部研究集録 84 (1), 43-52, 1990
岡山大学教育学部
- Tweet
Keywords
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390009225393839616
-
- NII Article ID
- 120002311073
-
- NII Book ID
- AN00032875
-
- ISSN
- 04714008
-
- NDL BIB ID
- 3355762
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles