軽症脳卒中患者の再発予防のためのセルフケア能力の要素

書誌事項

タイトル別名
  • Elements of self-care ability for recurrence prevention in patients with mild stroke
  • ケイショウ ノウソッチュウ カンジャ ノ サイハツ ヨボウ ノ タメ ノ セルフケア ノウリョク ノ ヨウソ

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説明

本研究では、軽症脳卒中患者の再発予防のためのセルフケア能力の要素を明らかにすることを目的とした。対象者は、A病院脳外科外来通院中の30~74歳の軽症脳卒中患者で、脳卒中初発後5年以上再発なく経過している者とした。調査方法は半構造的面接を行い、質的統合法(KJ法)で分析した。全体分析の結果、軽症脳卒中患者の再発予防のためのセルフケア能力は、7つの要素により構成されていることが明らかとなった。年齢により特徴的な要素としては【症状のモニタリング力】、【こころと生活方法のモニタリング力】、【症状をコントロールする力】、【こころと生活方法をコントロールする力】、共通する能力としては【再発への警戒力】、【徹底した再発予防法の継続力】、【無理のない再発予防法の継続力】が抽出された。脳卒中重症化予防のためのセルフケアが行えるよう、個々のセルフケア能力を捉え、セルフケアの支援を行っていく必要がある。

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