国際ニュース取材の実際と社会調査の学修をめぐるリスクと可能性 : 社会学特殊講義F(国際地域社会の課題調査・議題設定)講義ノートより

書誌事項

タイトル別名
  • Foreign News Reporting and Social Research : Similarities, Possibilities and Challenges
  • コクサイ ニュース シュザイ ノ ジッサイ ト シャカイ チョウサ ノ ガクシュウ オ メグル リスク ト カノウセイ : シャカイガク トクシュ コウギ F(コクサイ チイキ シャカイ ノ カダイ チョウサ ・ ギダイ セッテイ)コウギ ノート ヨリ

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説明

本稿では、筆者が2020年前期に専修大学で担当した「社会学特殊講義F」を、講義録をもとに解説エッセー風に再構成し、国際ニュース取材・報道の実際と社会調査の相違点を紹介したうえで、授業と指導から筆者が見出した課題について指摘したい。 まず、情報統制の厳しい中国や1990年代の軍事政権下のミャンマーでの取材を例に、テーマの設定、当局や取材対象へのアプローチ、現場での心得や注意点、さらに、スクープをめぐるウラ話などを紹介し、特に取材と調査の違いや似て非なる部分を示す。次に、ニュース取材・報道と社会調査の重要な柱のひとつ、「伝える力」を養うために授業で取り組んだ文章作成指導とその成果、残された課題を紹介する。そして社会調査に関わる若い世代との接触を通じて見えたリスクと可能性、指導する側の課題について提示したい。

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