抗がん剤と食事の相互作用・禁忌食品データベースの開発

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  • コウガンザイ ト ショクジ ノ ソウゴ ト ショクジ ノ ソウゴ サヨウ キンキ ショクヒン データベース ノ カイハツ

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城西大学薬学部では、医療栄養学科開設当初より医薬品と食品間の相互作用に関する研究・教育をひとつの柱とし充実させるべく、医療従事者を対象とした「食品-医薬品相互作用データベース」を Web 上で公開してきた。一方、このような取り組みを継続した結果、新たな連携を生み出した。2016 年、独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(旧大阪府立成人病センター)との協働のもと、2017 年 4 月にがん患者の目線から抗がん剤と食品の相互作用に関する「抗がん剤と食事の相互作用・禁忌食品データベース」を公開するに至った。本データベースの利用者はおもに一般の人々を対象とすることから、抗がん剤の医療用医薬品添付文書に記載された食事・食品との相互作用情報(併用情報: 併用禁忌・併用注意・食事の影響)を収集したうえで、専門用語を避けた文言に変換した。データベース作製では、クライアントソフトウェアの FileMaker Pro 14 および 16 を使用してデータベースのレコードを作成し、データベース公開に必要なサーバーソフトウェアの FileMaker Server 15 へレコードデータを同期し、Web 上に公開した。本データベースを今後も充実させていくうえで、最新の情報を追加することはもちろん、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など医療従事者による有益なコメントを追加することで、データベースの有用性を社会に発信していくことができると考えている。

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source:Josai Information Sciences Researches

identifier:JOS-InfoBull-2502

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