低侵襲治療としての神経内視鏡手術

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タイトル別名
  • ショウヘイコウエン(ダイ74カイ トウホウ イガッカイ ソウカイ) テイシンシュウチリョウ ト シテ ノ シンケイ ナイシキョウ シュジュツ
  • 74th Annual Meeting of the Medical Society of Toho University Project Special Lecture Neuro Endoscopic surgery as Minimally Invasive Treatment

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抄録

type:TOHO University Scholarly Publication

総説 招聘講演(第74回東邦医学会総会)

近年,各診療科における治療の低侵襲化はめざましい進歩を遂げている.脳神経外科領域においても,血管内治療・定位手術・Navigation手術・神経内視鏡手術などの低侵襲治療が行われている.神経内視鏡手術は,本邦では2002年に保険収載され2006年から始まった技術認定医制度により術者が増え,現在では水頭症・脳内血腫・傍鞍部病変に対する治療の第一選択となった.本稿では,神経内視鏡手術について適応,対象疾患,手術のメリット・デメリット等について概説し,水頭症・脳室内腫瘍・脳内血腫における神経内視鏡手術の実際を報告する.今後,脳神経外科領域において神経内視鏡手術は増加していくと考えられており,学会主導の技術認定医制度を利用して,技術と経験を蓄積し症例数を増やしていくことが,安全に手術を行う上で必要であると思われる.

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