沖縄県竹富島におけるリゾート開発と環境保全に関する社会学的研究

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  • Sociological study on resort development and environmental conservation in Taketomijima, Okinawa

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抄録

本稿の目的は、沖縄離島観光の名所である沖縄県八重山郡竹富町竹富島における、大型リゾート施設建設に対する住民反対運動を、地域社会学や観光社会学、環境社会学の知見を援用しつつ、社会学的に調査・分析することにある。現在、竹富島では、天然ビーチで島民にとっては歴史的景観でもあるコンドイビーチに、リゾートホテルの建設計画が持ち上がっている。竹富島は、観光産業を基幹産業としており、沖縄観光、特に八重山観光において主要な役割を果たしてきた。問題点は3つある。①さらなる観光化を進めていくのか、②竹富島の歴史的な景観・自然環境と零細の観光産業を壊さないために反対するのか、③竹富島住民の意志決定がこの問題にどこまで関与できるのかである。この問題に対して、インタビュー調査と参与観察によって分析・考察する。

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