How do children who go to the international school in Okinawa learn reading English books?-The analysis of children’s reading logs-

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  • 沖縄県内のインターナショナルスクールに通う子どもの読書記録の分析
  • オキナワ ケンナイ ノ インターナショナルスクール ニ カヨウ コドモ ノ ドクショ キロク ノ ブンセキ

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Abstract

本研究では、インターナショナルスクールに通う日本人の子どもがどのように英語で読書を行うようになっていくのかについて、2人の子どもの10年分の読書記録を基に分析を行った。その結果、子ども自身の好みによって、家にある本の中から読みたい本を選び取っていく様子が示された。そして、その選書の際には、親や先生のすすめよりも、身近な友達が読んでいることが影響することが示唆された。また、幼児用の簡単な絵本も、子どもが自分で英語を読み始める時期には役立つことも明らかになった。さらに、課題として決められた一定の時間の読書を行うことは、子どもが好きな本を見つけるきっかけになることや、電子書籍リーダーを使用することは、わからない言葉の意味を簡単に調べやすくすることにつながり、読書量を増やす可能性があることも示唆された。日本の小学校における外国語及び外国語活動においても、教室内や図書館に、様々なレベルの様々な分野の本を大量に用意しておくことで、子ども自身が自分にあった本を選ぶ助けとなると考えられる。初期の段階では、担任の先生等による読み聞かせが必要であると考えられるが、子どもが読みを習得し、本の内容に魅力を感じ始めると、指導者の英語力を超えて、語彙を身につけ、読書をすることが可能になってくると考えられる。

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