現任看護師を対象とした実習プログラムにおける実習指導者の役割に関する検討

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タイトル別名
  • ゲンニン カンゴシ オ タイショウ ト シタ ジッシュウ プログラム ニ オケル ジッシュウ シドウシャ ノ ヤクワリ ニ カンスル ケントウ
  • A study on the role of practice instructors in a practice program for incumbent nurses

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説明

type:TOHO University Scholarly Publication

実践報告

[目的]現任看護師を対象とした実習プログラムにおいて実習指導者が感じていた指導上の困難や工夫から、実習指導者の役割について検討することを目的とする。[方法]調査協力の得られた実習指導者10名からのインタビュー調査のデータを用いて質的記述的分析を行った。[結果]指導上の困難は、【受講生の目的・目標・ニーズの把握】【受講生の学びの共有】【現任看護師である受講生への関わり方】【短期間実習の受け入れ体制の整備】の4カテゴリー、指導上の工夫は、【体験をしてもらうことは意図的に設定】【受講生との対話方法】の2カテゴリーが生成された。[考察]現任看護師対象の実習プログラムにおける実習指導者は、受講生が現任看護師ゆえに関わり方に戸惑う存在と捉え指導上の困難を感じていた。しかし受講生と行動を共にする中で、意図的に体験の機会を提供し対話方法の工夫が生まれていた。共同探求者として受講生との対話や体験から、受講生自らの気づきを促すプロセスを支援することが実習指導者の役割であると示唆された。

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