地域包括支援センター看護職が行っている都市部に在住する閉じこもり高齢者への支援 -訪問による支援に着目して-

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  • チイキ ホウカツ シエン センター カンゴショク ガ オコナッテ イル トシブ ニ ザイジュウ スル トジコモリ コウレイシャ エ ノ シエン : ホウモン ニ ヨル シエン ニ チャクモク シテ

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抄録

type:TOHO University Scholarly Publication

原著

[目的]地域包括支援センター看護職が、都市部に在住する閉じこもり高齢者に対して行っている訪問による支援を明らかにすることである。[方法]研究協力者は、東京都23区内で高齢化率の高い区に所在する地域包括支援センターの看護職8名である。方法は質的記述的研究であり、半構造化面接によりデータを収集し質的に分析した。[結果]閉じこもり高齢者への訪問による支援として、【高齢者に会えるまで根気強く関わる】【看護職の持つ技術を活かす】【高齢者のニーズに寄り添う】【支援の方向性をつける】の4つのコアカテゴリーが生成された。[考察]都市部では関係の希薄化や他人に干渉しない特徴から、閉じこもり高齢者の情報が入り難いと考えられる。包括看護職は近隣住民にさりげなく情報を聞きながら、高齢者が近隣住民から不審がられないための配慮も行っていたと考えられる。外を歩けない理由を探り、総合的にアセスメントを行いながら、高齢者の外出時には安心感を与えるような支援が必要と考える。

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