「オタク力」を活かした学習モデルの提案 : 中学校数学の授業実践の事例から

書誌事項

タイトル別名
  • Study of a Learning Model utilizing “Otaku” Skill : A Case Study of Math Lessons in Junior High School
  • 「 オタクリョク 」 オ イカシタ ガクシュウ モデル ノ テイアン : チュウガッコウ スウガク ノ ジュギョウ ジッセン ノ ジレイ カラ

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説明

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[要旨] 中学校数学において、低学力である生徒が学ぶ方法として、生徒自身が好きなことを通して学ばせるということを提案する。低学力であり、絵を描くことが好きな生徒に、数学をモチーフとした絵を描かせたところ、まだ学習していない範囲の内容を使ってキャラクターを考案したり、既習の数学的知識からキャラクターの設定を考案したりという活動が見られた。学力を上げることは今後の課題であるが、本人の「オタク力」を活かすことで数学への抵抗感を下げ、数学の授業以外の時間にも数学について考えていた点は成果として挙げられる。自身の好きなことを活かして学力を上げる「オタク型成長曲線」の概念に基づいて実践した結果、生徒が「オタク力」を発揮するために必要なことがいくつか挙げられた。

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