シリコン変調器の高速動作実証と光DAC送信器への展開

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Demonstration of High-Speed All-Silicon Segmented Modulator and Development of Optical Digital-to-Analog Converter Transmitter

抄録

シリコンフォトニクスを用いた集積光回路は,従来のバルク型の光学部品よりも高密度かつ低電力な特性が期待され,将来の大容量光ネットワークのキーテクノロジーとして有望である.一方で,光変調器の駆動信号を生成する電気DAC (Digital-to-Analog Converter)やリニアドライバは,大きな駆動振幅,十分なアナログ帯域,良好なリニアリティを確保したうえで低消費電力を実現するという観点から性能限界が近づいている.これらの制約を打破する手段の一つとして,光DACアーキテクチャが挙げられる.光DACは,電気DACの機能を光回路にオフロードすることにより,上記課題の克服を目指すものである.我々は,集中定数型のセグメント変調器の各セグメントをそれぞれ異なるビットデータでバイナリ駆動することで光DAC機能の実現を目指している.本構成に低振幅かつ低電力なCMOSインバータドライバを導入することで,消費電力の大幅な削減が期待される.今回は,シリコン変調器を利用した光DAC動作の高速化に関する原理検証実験と,数値計算モデルを用いた光DACの低電力動作のフィージビリティについて検討した結果について報告する.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009226565110656
  • DOI
    10.14923/transelej.2021jci0005
  • ISSN
    18810217
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ