島嶼経済における情報通信関連産業クラスターの形成過程と課題

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タイトル別名
  • Development and Issues of the Information-Communication Industry Cluster in an Island Economy:A Case Study of the Ryukyu Islands
  • トウショ ケイザイ ニ オケル ジョウホウ ツウシン カンレン サンギョウ クラスター ノ ケイセイ カテイ ト カダイ

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抄録

1972年の本土復帰以降、沖縄では三次に渡る沖縄振興開発計画による製造業振興が行われてきた。しかし、依然として財政支出や基地経済に依存した構造、全国平均の2倍近い水準で推移してきた完全失業率は大きくは変わっていない。このような課題を解決し、観光産業と並ぶリーディング・セクターの振興を図る目的で、1998年のマルチメディア.アイランド構想を嚆矢とする情報通信産業クラスター形成の努力がこれまで成されてきた。島嶼経済としての「規模の不経済性」を克服し、民間主導の自立型経済を構築することが目的である。本稿では、沖縄マルチメディア・アイランド構想を嚆矢とする`情報通信関連産業の沖縄への集積過程を明らかにすると同時に、クラスター形成の可能性と今後の課題について論じる。

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被引用文献 (1)*注記

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