Scanning of 3D palate shape and application to measurement of articulatory movement by WAVE

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Other Title
  • 口蓋3次元データの作成とWAVEでの発話計測実験への応用

Description

National Institute for Japanese Language and Linguistics

Konan University

会議名: 言語資源活用ワークショップ2021, 開催地: オンライン, 会期: 2021年9月13日-14日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター

WAVEは舌などの調音器官の上に置いたセンサ位置の変動を計測する装置で,調音運動の分析に用いられている。その分析には口蓋の形状データが必要なため,従来はWAVEのプローブセンサを用いて例えば口蓋の正中矢状断面をトレースするなどの計測が行われていた。しかし,口蓋の正中矢状断面の決定に恣意性があるなどの問題があった。そこで本研究では,まずWAVEセンサを設置した歯科用トレイを用いて,歯列と口蓋の印象を採取すると同時にセンサ位置も取得した。次に,トレイを脱着後,3Dスキャナで印象とセンサ位置を光学計測した。最後に,センサの光学座標をWAVE座標に対応させる剛体変換行列を求めて,光学計測した歯列と口蓋の形状データをWAVEの座標系に移動した。これにより,従来利用されていた口蓋の正中矢状断面に加えて,歯列や口蓋の3次元形状データを分析で利用することが可能になった。

source:https://ccd.ninjal.ac.jp/lrw2021.html

identifier:国立国語研究所

identifier:甲南大学

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