養護教諭が行う食に関する指導の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Study of dietary and lifestyle education by <i>Yogo</i> teacher
  • 養護教諭が行う食に関する指導の検討 : 全日制高等学校運動部生徒を対象に
  • ヨウゴ キョウユ ガ オコナウ ショク ニ カンスル シドウ ノ ケントウ : ゼンジツセイ コウトウ ガッコウ ウンドウブ セイト オ タイショウ ニ
  • ―For the full-time high school sports club students―
  • ~全日制高等学校運動部生徒を対象に~

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抄録

<p> 先行研究において、高校の運動部に所属する生徒は誤った食事や偏食による怪我や体調不良などの課題が指摘されている。そこで、全日制高等学校の運動部活動の生徒を対象に、養護教諭が行う食に関する指導(集団指導・個別指導)の食に関する知識、生活習慣、栄養素摂取量への影響を検討した。</p><p> 2019年4月~11月にS県内私立A高等学校の運動部生徒計68人に対して、食に関する指導を1回30分、計6回実施した。この評価として、生活に関する項目(12問)、変容ステージを問う項目(1問)、食に関する知識を問う項目(24問)、食事歴法質問票(BDHQ15y)を記名式自記式質問紙調査として行った。その後、対象を2つの群に分け、介入群に食生活記録を用いた個別指導を行った。集団指導では指導前・指導直後・指導3ヶ月後について、個別指導では介入前・介入3ヶ月後について比較を行った。</p><p> 集団指導によって、食に関する知識の合計平均点は、「指導前―指導直後」、「指導前―指導3ヶ月後」で有意に上昇した。個別指導によって、介入群の変容ステージを高めることができ、いくつかの栄養素で摂取量を増加させることができた。</p><p> 本指導は、養護教諭の立場で生徒の実態をふまえた指導内容を構成した。実態に即した集団指導及び個別指導を養護教諭が生活全般の中の食として指導を行っていくことで、生徒の食に関する知識や行動を良い方向に変えていくことができると考える。</p>

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