都市のコンパクト度が地価に与える影響の実証分析

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書誌事項

タイトル別名
  • Empirical Analysis of the Effect of the Level of Urban Compactness on Land Prices

説明

<p> 都市の中心部に人口が集中した都市(コンパクト度の高い都市)においては,住宅地等の地価が上昇する可能性がある。その背景として都市のコンパクト化が行政サービスの効率化および,住民の利便性の向上や経済活動の効率性の上昇をもたらしている可能性が推測される。本稿では,都市のコンパクト度が上昇する(都市がコンパクト化する)ことが公示地価等にどのような影響を与えているかについて,コンパクト度の違い,用途の別,都市の中心点からの距離帯ごとの異なる効果を考慮して,パネルデータによる固定効果分析を行った。この結果,都市のコンパクト度が上昇すると地価が上昇する関係が見られること,その影響はコンパクト度の違い,住宅地や商業地の用途の別によって異なること,距離帯別の分析では,用途全体,あるいは住宅地において,都市の中心点に近接した地域ではコンパクト度が上昇する際の地価の上昇幅は大きくなる傾向があることがわかった。</p>

収録刊行物

  • 財政研究

    財政研究 16 (0), 190-212, 2020

    日本財政学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009305275934336
  • NII論文ID
    130008142852
  • DOI
    10.50898/pfsjipf.16.0_190
  • ISSN
    24363421
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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