評価グリッド法を用いた建設技術者のワークモチベーション構造の分析的研究

  • 二宮 仁志
    東洋大学 理工学部都市環境デザイン学科
  • 後藤 平生
    東日本旅客鉄道株式会社 宇都宮新幹線保線技術センター
  • 渡邊 法美
    高知工科大学 経済・マネジメント学群

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYTICAL STUDY OF WORK MOTIVATION STRUCTURE IN CONSTRUCTION ENGINEERS USING EVALUATION GRID METHOD

抄録

<p> 建設産業の労働力人口が減少する中,建設従事者・技術者の大量退職,若年層の入職率低迷や離職率の高さなど技術者不足が深刻化している.優秀な人材確保には,労働条件の改善のほか,建設業の魅力・やりがいを感じ高めていく必要がある.これまでも,ICTの活用・推進等により生産性向上を図るとともに,職場環境や処遇の改善など働き方改革が進められてきた.一方,激甚災害の増加やインフラの大量更新など業務量の増大,感染症拡大に伴い労働環境が急変する中,建設技術者のモチベーションは,必ずしも向上していないとの懸念もある.更なる生産性向上には,その維持・向上は極めて重要な課題といえる.本研究は,建設技術者のワークモチベーション構造の分析・評価手法について提案するとともに,事例研究を通じて,モチベーションの向上・マネジメント手法について考察することを目的とする.有機的統合理論を援用した新たな評価グリッド図の構築,RAI指標に用いた自律性・モチベーション評価を試みた.</p>

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参考文献 (7)*注記

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