日本医学会連合緊急提言: 健康危機管理と疾病予防を目指した政策提言・支援組織の創設の必要性

  • 磯 博康
    日本学術会議第二部 日本医学会連合JAPAN CDC創設に関する委員会 (第二次) 大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学

書誌事項

タイトル別名
  • Urgent Proposal by the Japanese Medical Science Federation: The Need for the Creation of Policy Advocacy and Support Organizations Aimed at Health Crisis Management and Disease Prevention
  • ニホン イガッカイ レンゴウ キンキュウ テイゲン:ケンコウ キキ カンリ ト シッペイ ヨボウ オ メザシタ セイサク テイゲン ・ シエン ソシキ ノ ソウセツ ノ ヒツヨウセイ

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抄録

<p> わが国の医学分野136学会の連合体である日本医学会連合は、医学の学術と実践を担う団体として、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる地球規模の保健・医療・経済・社会問題への継続的かつ抜本的な対応と共に、今後とも起こり得る危機的な感染症、自然災害等に併発しうる健康危機に対応でき、さらに広く長期的な疾病予防・管理への対処を目指すため、緊急提言を2021年1月16日に発出した。その内容は、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議、分科会及びアドバイザリーボード、他の学術団体・研究機関との機動的なネットワークを構築し、より中長期的視野に立った抜本的な体制づくりを行うための「科学的エビデンスに基づく政策提言のための情報分析と活用並びに人材育成支援を行う常設組織の創設」を要望し、本組織が有効に働くための方策について国への提言をまとめた。本稿では、提言発出の背景、提言内容、課題について述べる。</p>

収録刊行物

  • 学術の動向

    学術の動向 26 (9), 9_48-9_52, 2021-09-01

    公益財団法人 日本学術協力財団

参考文献 (1)*注記

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