書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of training aiming to improve PDCA practice based on community diagnosis by middle-level public health nurses
- チュウケンキ ホケンシ ノ チイキ シンダン ニ モトズク PDCA ジッセンリョク コウジョウ オ メザシタ ケンシュウ ノ ヒョウカ
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抄録
<p>目的:「地域診断に基づくPDCAサイクルの実施」のための実践力向上を目的とした中堅期保健師の研修(以下,PDCA研修)成果を明らかにすることを目的とした.</p><p>方法:①調査対象:2県で開催されたPDCA研修(2015年~2019年度)を受講した保健師.②研修内容:受講者は実践活動をPDCAサイクルで意味づける課題に取り組み,担当事業に関連する 3 事例の家庭訪問による実態把握,地域診断,実践,評価を行い,そのプロセスを報告するもので,研修間にインターバルを設けた年 4 回の集合研修である.③調査方法:無記名自記式質問紙調査を研修前と各回の終了後に実施した.④調査内容:基本属性,独自に作成したPDCA実践30項目,研修達成度と職場のサポート,職場への波及⑤分析方法:研修の達成度,職場への波及と研修中のサポートは 5 年間の平均値の変化を検討した.PDCA実践項目は 5 年間の平均値,伸び率の変化を確認した.</p><p>結果:対象155名の保健師経験年数平均はA県13.97年,B県9.15年であった.研修前後の30項目で構成するPDCA実践項目は研修後に有意に改善した.伸び率の検討では,計画(Plan)では「地域で気になる問題について,複数の事例を整理したことがある」が最高であった.プロセス「『個』から『地域』へ広げる保健師活動を人に説明できる」が30項目中最も伸び率が高かった.研修の達成度は第 3 回目までは,横ばいか減少傾向であったが,最終回で上昇した.職場の学びの波及は,初回から回を経る毎に大きくなる傾向にあった.各回の上司のサポートは約60%を占めた.次いで先輩50%,同僚のサポート10~27%であった.</p><p>結論:研修受講者の自己評価としては一定の成果があると考えた.複数事例の整理の伸び率向上は,3事例の家庭訪問により,事例の実態を整理したことに依拠すると考えられた.研修達成度の上昇については,地域診断に基づく事業の実施と評価を報告する過程で,情報が整理され,自分が回したPDCAが可視化され,自信につながった可能性が考えられた.研修を通じた上司,先輩や同僚のサポートがOJTの場となっていた.</p>
収録刊行物
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- 保健医療科学
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保健医療科学 70 (5), 587-597, 2021-12-28
国立保健医療科学院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009640044775552
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- NII論文ID
- 130008158721
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- NII書誌ID
- AA11751510
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- ISSN
- 24320722
- 13476459
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- NDL書誌ID
- 031978011
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可