高速道路サグ・トンネル部における渋滞発生後捌け交通量を改善する走行挙動

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タイトル別名
  • Driving Behaviors for Mitigating Capacity Drop at Freeway Sag and Tunnel Bottlenecks

抄録

<p>本研究は,高速道路サグ・トンネルボトルネックを対象として,渋滞発生後の捌け交通量が渋滞発生時容量より低下する現象「Capacity Drop (CD)」の影響を低減する走行挙動を考察する.具体的にはまず,近年提案された連続体交通流理論に基づき 2 種類の CD 回避運転挙動を提案し,その定性的特性について論じる.続いて,提案した挙動を実現する(自動運転)車両の混入率と捌け交通量の低下度合いの関係を理論およびシミュレーションにより定量的に分析する.そして,(i) CD 低減にはボトルネック区間の緩慢な追従走行(i.e., 勾配変化に対する補償遅れ)による速度回復遅れを防ぐことが肝要であること,(ii) ボトルネック下流における加速挙動の改善は一部車両のみではその効果が限定的であること,を明らかにする.</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 8 (2), A_1-A_8, 2022-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

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