心理学実験のための集中・洞察・慈悲瞑想の短期介入インストラクションの開発
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- 藤野 正寛
- 京都大学大学院教育学研究科
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- 上田 祥行
- 京都大学こころの未来研究センター
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- 井上 ウィマラ
- 健康科学大学健康科学部
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- サンダーズ イエット G.
- ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス
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- マーフィ 重松 スティーブン
- スタンフォード大学
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- 野村 理朗
- 京都大学大学院教育学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Instructions of Short-Term Focused Attention, Insight, and Compassion Meditation for Use in Psychological Experiments
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説明
21世紀に入り,マインドフルネスやコンパッションを育むための,集中瞑想・洞察瞑想・慈悲瞑想を組み合わせた様々な実践法が開発され,身心の症状の改善や健康の増進に効果があることが示されている。これらの実践法をより安全かつ効果的なものにするためには3つの瞑想技法を比較検討して,それぞれの効果や,その背景にある作用機序を解明する必要がある。そこで本研究では,瞑想未経験者を対象とした比較研究を実施するために,3つの瞑想技法の日本語および英語の短期介入インストラクションを開発した。その際,それぞれの瞑想の概念を整理しているレビュー論文や仏教文献に基づいて,それぞれの瞑想の実践法と機能を明確にしたうえで,瞑想未経験者でも実施できる方法を検討した。また,インストラクションの構造や実施時間も統制した。今後は,これらの短期介入インストラクションが積極的に活用されて,それぞれの作用機序の解明が進むことが望まれる。
収録刊行物
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- マインドフルネス研究
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マインドフルネス研究 4 (1), 10-33, 2019
日本マインドフルネス学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009683030931712
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- NII論文ID
- 130008162832
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- ISSN
- 24360651
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可