ドライブレコーダ映像を用いた急ブレーキ発生条件の分析

  • 張 ハンウェイ
    九州大学大学院 システム情報科学府
  • 峯 恒憲
    九州大学大学院 システム情報科学研究院
  • 小野 晋太郎
    東京大学生産技術研究所 自動運転の車両運動制御寄付研究部門 東京大学生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター(ITS センター) 福岡大学 工学部
  • 川崎 洋
    九州大学大学院 システム情報科学研究院

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of the Conditions for the Occurrence of Sudden Braking using Drive Recorder Videos
  • Analysis of the Conditions for the Occurrence of Sudden Braking using Drive Recorder Videos : Using the Distance between Vehicles Estimated by Deep Learning
  • – Using the Distance between Vehicles Estimated by Deep Learning –
  • -深層学習により推定した車間距離の活用-

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抄録

<p>交通事故回避のためには,急ブレーキなどの異常運転行動の検出・予測が重要である.本研究では,急ブレーキの検出・予測の前段階として,ドライブレコーダより得られる車間距離および各種のプローブデータ(位置,日時,速度など)に基づいて,データマイニングの手法により急ブレーキの発生要因を分析する.車間距離情報の取得には,従来,LiDAR のような高性能センサーが使われているが,一般に高価であり普及が進んでいないことから,本研究では,単眼カメラのドライブレコーダで撮影した動画を直接に用いて,ビジュアルオドメトリにより車間距離を推定する.これらの情報と,勾配ブースティング決定木(GBDT) を利用し,急ブレーキ識別モデルの構築を行った.実験の結果,車間距離を用いたモデルが,用いないモデルに比べて識別性能を向上させることを確認した.</p>

収録刊行物

  • 生産研究

    生産研究 74 (1), 129-134, 2022-02-01

    東京大学生産技術研究所

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