管理栄養士養成課程の学生による「和食でのおもてなし献立」の食事スケッチの特徴

  • 久保 麻季
    東京家政学院大学人間栄養学部人間栄養学科
  • 酒井 治子
    東京家政学院大学人間栄養学部人間栄養学科
  • 會退 友美
    東京家政学院大学人間栄養学部人間栄養学科

書誌事項

タイトル別名
  • The Features of Omotenashi Menu With Japanese Food by Students of Registered Dietitian Training Course: Using Sketch Method
  • 管理栄養士養成課程の学生による「和食でのおもてなし献立」の食事スケッチの特徴―「和食継承」に着目した科目「栄養教育実習Ⅱ」を通して―
  • カンリ エイヨウシ ヨウセイ カテイ ノ ガクセイ ニ ヨル 「 ワショク デ ノ オモテナシ コンダテ 」 ノ ショクジ スケッチ ノ トクチョウ : 「 ワショク ケイショウ 」 ニ チャクモク シタ カモク 「 エイヨウ キョウイク ジッシュウ Ⅱ 」 オ トオシテ
  • ―「和食継承」に着目した科目「栄養教育実習Ⅱ」を通して―

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抄録

本研究の目的は、管理栄養士養成課程の学生が描いた「和食でのおもてなし献立」の特徴を明らかにすることである。平成28年度栄養教育実習Ⅱを履修した3年生79人を対象に食事スケッチ法を行った。スケッチから、料理構成、食材や調理法等の計25項目についてコード化し分析した。もてなす対象は家族が最も多かった。食事の構成として、主食・主菜・副菜・汁物がそろった食事をスケッチした者が多く、主食は「白飯」、主菜は「魚料理」、汁物は「味噌汁」が最も多く描かれていた。調理法は主菜では「焼く」、副菜では「煮る」が最も多く、調味料では、主菜では「塩」と「醤油」、副菜では「醤油」が最も多かった。食器に漆器をスケッチした者が52人(68.4%)、食具に箸をスケッチした者が60人(78.9%)という特徴もみられた。今後、管理栄養士養成の学年進行に伴い「和食でのおもてなし献立」への認識の経時的な変化を、他教科等での学習効果を含めて確認していきたい。

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