高度肥満を伴う大腸癌に対し腹腔鏡下手術でアプローチした4例の検討

  • 髙橋 礼
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 辻仲 眞康
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 石川 英樹
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 前本 遼
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 木村 恭彰
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 初沢 悠人
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 柿澤 奈緒
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 町田 枝里華
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 田巻 佐和子
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 宮倉 安幸
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 力山 敏樹
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科

書誌事項

タイトル別名
  • Laparoscopic Surgery for Colorectal Cancer with Severe Obesity (Body Mass Index of 35kg/m<SUP>2</SUP> or Higher): A Report of Four Cases

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抄録

<p>Body mass index(以下,BMIと略記)35kg/m2以上の高度肥満を伴う大腸癌に対し腹腔鏡下手術を施行した4例を検討した.数値を中央値(範囲)で示す.年齢64(54-80)歳,男性2例,女性2例,BMI 41.6kg/m2(35.6-48.7).2例において術前のエネルギー制限を行った.術式は回盲部切除術,低位前方切除術,S状結腸切除術,結腸左半切除術それぞれ1例.手術時間393(335-688)分,術中出血量173.5(40-1,790)mL,術後在院日数10(7-63)日.1例で手術創の追加,2例でポートの追加を行った.低位前方切除術の症例において出血制御不能のため開腹移行し,術後に縫合不全を認めた.高度肥満を伴う大腸癌症例に対する腹腔鏡手術において,手術操作上の困難性を克服することが重要と考えられた.また,術前減量の意義については症例集積のうえ今後も検討を要する.</p>

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参考文献 (18)*注記

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