Salazosulfapyridine中止を契機に消退したびまん性大細胞型B細胞リンパ腫

書誌事項

タイトル別名
  • Regression of diffuse large B-cell lymphoma after discontinuation of salazosulfapyridine
  • Salazosulfapyridine チュウシ オ ケイキ ニ ショウタイシタ ビマンセイ ダイ サイボウガタ Bサイボウ リンパシュ

この論文をさがす

抄録

<p>症例は81歳男性。3年前より関節リウマチに対しsalazosulfapyridine(SASP)を内服していた。2020年に両肺野に浸潤影を認め,CTガイド下針生検でびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)の診断を得た。抗がん剤使用の同意を得られずother iatrogenic immunodeficiency-associated Lymphoproloferative Disorders(OIIA-LPDs)としてSASPを中止することとした。SASP中止を契機に両肺野の浸潤影は消退し,可溶性IL-2受容体は正常値となった。SASP中止により消退したDLBCLは報告がなく,極めてまれな症例を経験したので報告する。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 63 (2), 99-103, 2022

    一般社団法人 日本血液学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ