2015年度全国学力テスト実施直前期の対策補習の実態 : 沖縄県における小学校の場合

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タイトル別名
  • 2015ネンド ゼンコク ガクリョク テスト ジッシ チョクゼン キ ノ タイサク ホシュウ ノ ジッタイ : オキナワケン ニ オケル ショウガッコウ ノ バアイ
  • Actual Conditions of Supplementary Lesson immediately before National Achievement Test 2015 : On Elementary School in OKINAWA Prefecture

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抄録

沖縄県が2014年度全国学力テストの小学校の総合順位を最下位から24位へと急上昇させた大きな要因の一つに、過去問対策等の補習の集中的実施がある。年度末から新年度当初の全国学力テスト実施までの直前期に授業時間を使ってまで過去問対策の補習が過度になされていることが、新聞報道や、2014年11月~12月に沖縄県民間教育研究所が実施した補習調査で明らかにされている。そこで私たちは、継続調査として、2015年度の4月始業から全国学力テスト実施日(2015年度4月21日)の直前までに期間を限定して、補習調査を行った。その結果、①多くの小学校で国・算あるいは国・算・理の授業時間を使って対策の補習を行っていること、②6年担任以外の教員が加わり全校体制で補習体制を組んだ学校が多いこと、③補習への影響を配慮して、全国学力テスト実施日以降に家庭訪問を実施した学校が半数を超えたこと、などが明らかになった。

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