台湾女性(Ipin Chen)のライフストーリーにみる社会運動に参加する市民の動き

書誌事項

タイトル別名
  • The Life Story of Taiwanese Women (Ipin Chen): From the Social Movement in Taiwan to Solidarity in East Asia
  • タイワン ジョセイ(Ipin Chen)ノ ライフストーリー ニ ミル シャカイ ウンドウ ニ サンカ スル シミン ノ ウゴキ

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説明

本稿の目的は、台湾出身女性、Ipin Chen(陳伊品)イーピンチェンさんの語りを通して、台湾から日本(沖縄)に留学し、彼女の社会運動に関わってきた経験や価値観に焦点を当てていく。その上で、現在の台湾における社会運動のなかで市民がどのように関わり、導かれてきたのかを考察していく。  1980年代に民主化の動きが起こる台湾の中で成長してきた彼女は、2001年に台湾から沖縄の大学に交換留学生として滞在した経験を持つ。留学を終え、台湾に帰国後、日本語話者として日本に関わる台湾企業、日本と台湾を行き来する仕事に就きながら、彼女のライフワークとして社会の開発問題に関わる活動を行っている。  留学後の彼女の生き方、特に東アジアで起こっている社会課題を自分ごととして考え、問題の現場へ仲間と共に訪問しては継続的に交流を行っている。東アジアの運動家とも緩やかにつながる彼女の経験やストーリーを通して、台湾の民主主義の運動に主体的に参加している様子をまとめた。

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