遠心場降雨発生システムを用いた斜面崩壊挙動の把握とその対策工に関する遠心模型実験

  • 友岡 亮太朗
    株式会社大林組 技術本部 技術研究所 地盤技術研究部(元 東京都市大学大学院)
  • 伊藤 和也
    東京都市大学 建築都市デザイン学部 都市工学科
  • 田中 剛
    東京都市大学 建築都市デザイン学部 都市工学科
  • 末政 直晃
    東京都市大学 建築都市デザイン学部 都市工学科
  • 野中 隆博
    東急建設株式会社 土木事業本部 技術統括部
  • 田中 卓也
    東急建設株式会社 土木事業本部 技術統括部
  • 笹原 克夫
    高知大学 教育研究部 自然科学系理工学部門

書誌事項

タイトル別名
  • RESEARCH ON PREDICTION OF SLOPE FAILURE DUE TO RAINFALL AND COUNTERMEASURES

抄録

<p> 降雨時の斜面崩壊は,土壌水分量の増加により,自重増加によるせん断応力の増加とサクション消失によるせん断強度の減少により起こるとされている.しかし,実際の現地斜面は複雑であり,これらの現象メカニズムを詳細に把握して,予測・対策に繋げることは長年の課題である.本研究では,遠心場にて均等な降雨分布となる遠心場降雨発生システムを開発し,それを用いて盛土地盤内への雨水の浸透挙動や崩壊時の変形挙動を把握し,計測機器による斜面崩壊の発生予測の可能性と対策工の効果の推定を行うために遠心模型実験を行った.その結果,雨水が浸透することにより地下水位が発生し,斜面崩壊が発生することが確認された.また排水パイプを設置することにより排水効果による地下水位の上昇の抑制が確認された.</p>

収録刊行物

参考文献 (24)*注記

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