協同的な省察において教師の学びは如何につくられるのか

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タイトル別名
  • 反省的実践家としての教師の成長をめざして

抄録

本研究では, 他者との協同的な省察によって,教師自身が自明としている認識の枠組みを問い直し,状況についての新たな理解を得るという教師の学びがどのようにつくられるのか,また,そこでの対話がどのような応答関係によってつくられているのか検証と考察を行った。分析から,安心感と理解してくれているという実感のある関係性が保障されている中で,観察可能なものである「授業」,「子どもの姿」,「行為」から,教師の内面にある行為の「意図」,そして子どもへの「願い」へと,内面に向かって問いを重ねていくことで,驚きの感情である「意外性」をきっかけに,授業者が自身の内面を語っていくという応答関係がつくられていたと考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010292711822080
  • DOI
    10.34573/jacm.4.0_1
  • ISSN
    24347760
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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