3D内視鏡システムによる立体感認識の正確性に関する検討

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  • DISTANCE ESTIMATION ACCURACY OF A NOVEL THREE-DIMENSIONAL ENDOLUMINAL ENDOSCOPIC SYSTEM

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抄録

<p>【目的】立体感や距離感の認識における3D内視鏡の有用性を検討する.</p><p>【方法】12名の術者が30mm,50mm,100mmの距離からテーブルに立てた70mmの鍋ネジを把持鉗子で掴めるか最大5回まで繰り返した.①初回の成功率②5回以内の成功率を,2D内視鏡を施行した2D群と3D内視鏡を使用した3D群で比較検討した.</p><p>【結果】初回の成功率は,30mm(2D群8.3%,3D群50.0%),50mm(2D群0%,3D群54.5%),100mm(2D群0%,3D群36.4%)であった.5回以内の成功率は,30mm(2D群75.0%,3D群100%),50mm(2D群63.6%,3D群100%),100mm(2D群45.5%,3D群90.9%)であった.いずれも3D群で成功率は高い傾向であり,50mmの距離における初回成功率は3D群で有意に高かった(P<0.05).</p><p>【結論】3D内視鏡は立体感や距離感の認識において2D内視鏡より有用な可能性があると考えられた.</p>

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