担当教科が「完全で調和のある人格」を育むことに対する教員の意識
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- 吉岡 亮衛
- 国立教育政策研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Teachers’ awareness that the subject in charge fosters a “perfect and harmonious personality”
- Is there a difference between subjects?
- 教科による違いはあるのか?
抄録
<p>本研究は,教科を担当する教員の自身の担当教科に対する意識について問うWEBアンケート調査の結果報告である.調査の目的は,教科の教育が学校教育が目指す人格の完成と教育目標の達成にどの程度貢献しているのかを明らかにすることであり,教員は自らが担当する教科の貢献の程度を評価することが求められた.調査は大きくは5問あり,本報告では,母集団の属性情報と人間の特性に対する教科の貢献度,および教育目標の達成に対する理想と実際の2つの面からの貢献度について報告する.</p><p>今回の調査で50人以上の回答があった国語,社会,数学,理科,英語,保健体育の6教科の担当教員の回答から,学校教育が育むことを目的とする「完全で調和のある人格」としての人間の28の特性および22の教育目標の達成は,個々の教科がそれぞれ強みと弱みを有し,全体として実現の方向を目指していると言える.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 36 (4), 27-32, 2022-03-27
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390010292736274304
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可