中学校外国語科におけるフォニックス指導についての考察―文部科学省検定済教科書の分析―

書誌事項

タイトル別名
  • チュウガッコウ ガイコクゴカ ニ オケル フォニックス シドウ ニ ツイテ ノ コウサツ : モンブ カガクショウ ケンテイズミ キョウカショ ノ ブンセキ
  • A Study on the Phonics Instruction in Japanese Junior High Schools: Analysis of English Textbooks Authorized by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology

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抄録

本稿では,中学校学習指導要領におけるフォニックスの取り扱いを明確にし,中学校に おけるフォニックス指導の現状や実践事例,これまでの文部科学省検定済教科書における取り扱いについての先行研究を整理した。そこでは,中学校におけるフォニックス指導には教師間でばらつきがあることや,教科書が体系的にフォニックス指導を行うことができる構成にはなっていないことが明らかになった。2020年度には,小学校5 , 6 年生に外国語科が導入され,フォニックスに関する内容として「音声と文字とを関連付ける指導」が行われることになった。そこで,新しく改訂された2021年度版の中学校外国語科用文部科学省検定済教科書におけるフォニックスに関する内容について調査を行った。その結果,以前よりフォニックスに関する記述が増えた教科書があるものの,フォニックスのルールに気付かせる活動や定着させる活動を設定しているものは少なく,取り扱っているフォニックスのルールの種類にも教科書ごとにばらつきがあることがわかった。また,どの教科書もすでに単語や文の読み書きが始まった後に,指導が行われる構成になっていた。つまり,どの教科書もフォニックスの基本的なルールを早い段階で系統的に学習できる構成にはなっていないことが明らかになった。

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