コンクリート構造物から採取したコアによるアルカリシリカ反応性の岩石学的検討

  • 本合 弘樹
    株式会社太平洋コンサルタント ソリューション技術部(〒285-0802千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 安藤 陽子
    株式会社太平洋コンサルタント ソリューション技術部(〒285-0802千葉県佐倉市大作2-4-2)
  • 河尻 留奈
    中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社 金沢支店道路技術部(〒920-0025石川県金沢市駅西本町3-7-1)
  • 鳥居 和之
    中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社 テクニカルアドバイザー(〒920-0025石川県金沢市駅西本町3-7-1)

書誌事項

タイトル別名
  • PETROGRAPHIC CONSIDERATION ON ALKALI-SILICA REACTIVITY OF CORES TAKEN FROM CONCRETE STRUCTURES

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説明

<p>富山県内におけるK橋とT橋の橋台からコンクリートコアを採取し、促進膨張試験による潜在膨張性の有無を、使用された骨材のASR反応性、およびコンクリートの詳細な組織観察結果から検証した。K橋は急速膨張性を示す安山岩の含有率が高く、安山岩にASRによるひび割れが認められ、T橋は遅延膨張性を示す流紋岩質溶結凝灰岩の含有率が高く、ASRによるひび割れは確認されなかった。アルカリ溶液浸漬法の結果、K橋は「潜在膨張性が有り」と判定され、T橋では「無し」と判定された。T橋の組織観察からASRが促進されなかった理由として、元々ひび割れが存在しなかったことに加え、コアの内部までセメントペーストの炭酸化が進行していたことが原因と考えられた。</p>

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参考文献 (2)*注記

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