異なる環境温度で製造したスラッジ水高度利用コンクリートの評価

  • 勝部 英一
    株式会社北川鉄工所 キタガワサンテックカンパニー(〒726-8610広島県府中市元町77-1)
  • 新 大軌
    島根大学 学術研究院環境システム科学系(〒690-8504島根県松江市西川津町1060)
  • 砂田 栄治
    株式会社まるせ 五日市工場(〒731-5153広島県広島市佐伯区五日市町石内472)
  • 橋田 浩幸
    広島地区生コンクリート協同組合 共同試験場(〒733-0863広島県広島市西区草津南3-2-12)

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF SLUDGE WATER HIGHLY UTILIZED CONCRETE MANUFACTURED AT DIFFERENT ENVIRONMENTAL TEMPERATURES

抄録

<p>生コン製造工場ではセメントを含むスラッジ水の対策が喫緊の課題となっている。本研究では、凝結遅延成分で水和反応を抑制したスラッジ水中の固形分を結合材として利用するスラッジ水高度利用に関し、環境温度の異なる3箇所の生コン製造工場で実証試験を行った。その結果、水和反応を抑制したスラッジ水中の固形分で単位セメント量の6%を置換しても、製造されるコンクリートは基準配合のコンクリートと同等の物性を示し、環境温度の影響は見られなかった。さらに、CO2削減量を試算した結果、生コンを製造する設備の消費電力およびトラックアジテータで消費される燃料由来のCO2発生量がスラッジ水高度利用で相殺される可能性を示した。</p>

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

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