野球選手の上腕骨内側上顆裂離に対する保存治療成績
書誌事項
- タイトル別名
-
- Outcome of Conservative Treatment for Medial Epicondylar Fragmentation before Epiphyseal Closure in Young Baseball Players
抄録
<p>上腕骨内側上顆裂離(裂離)のある野球選手44例(平均年齢11歳)の保存治療成績を調査した.全身コンディショニングを行い,投球休止は平均55日であった.経過観察期間は平均8ヵ月(最低3ヵ月)であった.肘痛の再発は14例であった.骨癒合は40例に得られ,そのうち29例では骨癒合後に裂離の再発はなく,11例で骨癒合後に裂離の再発がみられた.裂離が再発した11例のうち,9例では再癒合したが,2例では再癒合はなかった.4例は経過中に骨癒合は得られなかった.最終観察時に未癒合だった群では初診時年齢が有意に低かった.骨癒合前に投球を開始した群では再発や未癒合が有意に多かった.低年齢選手や骨癒合前の投球には注意を要する.</p>
収録刊行物
-
- 日本整形外科スポーツ医学会雑誌
-
日本整形外科スポーツ医学会雑誌 42 (1), 7-11, 2022
一般社団法人 日本整形外科スポーツ医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390010292825761280
-
- ISSN
- 24355828
- 13408577
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可