ヴェロネーゼ「カナの婚宴(1562–63年)」の読解的鑑賞
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- 岡田 匡史
- 信州大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Reading-Based Appreciation of Veronese’s “The Wedding Feast at Cana (1562–63)”:
- A Proposal of an Appreciation Learning Unit (a Seven-step Model) from the Genealogy of Meal Paintings and Work Analysis
- ―食事の絵の系譜からの題材提案(7段階学習モデル)と作品分析―
抄録
<p>本稿は第57回大学美術教育学会で既発表の読解的鑑賞研究を基とする。ルネサンスと称す美術黄金期に熟した西洋絵画を,日本の学習者に人類の文化遺産として触れて貰い理解を増して欲しいと願う。今回は,名画諸作が犇めくフィレンツェ派を離れ,ゴンドラで有名な水の都,ヴェネツィアに育まれた画派より絵を選定した。本稿を起筆した昨夏は予期しなかったが,洪水や新型コロナ禍で大打撃を受けた,美術の宝庫ヴェネツィアの復興を祈る。鑑賞材選定の際,馴染み易く普遍的でもある主題として食事を設け,祝宴図に注意を向けた。日本で広く知られるのは,レオナルドの「最後の晩餐」だが,作品規模・描写水準・技法的熟達度・主題解読密度等で何ら遜色なき絵として,「ヨハネによる福音書」2章1-12節に準拠しながら,ヴェネツィア的脚色も楽しめる,ヴェロネーゼ「カナの婚宴」を選び,作品読解を機軸とする7段階学習モデルを提起した。</p>
収録刊行物
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- 美術教育学研究
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美術教育学研究 53 (1), 65-72, 2021
大学美術教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390010292825959168
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- ISSN
- 21893586
- 24332038
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可