理科教育における多様な生命の見方に基づく生命尊重論
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- 鈴木 哲也
- 筑波大学大学院博士課程
書誌事項
- タイトル別名
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- “Respect for Life” Based on Plural Views of Life in Science Education
抄録
<p>本研究の目的はさまざまな「生命」を類別する階層が「生命尊重」の見方にどのように,そしてなぜ影響を与えるのかを明確にすることである.</p><p>はじめに,さまざまな観点から小学校から高校までの理科の教科書を分析した.その結果として,そしてそれらの「生命」が使用される「生命」の種類,理科の中で教材としてどのように殺されるかが明確になった.次に,生命倫理,環境倫理,そして動物の権利論を基に鈴木(1996)が開発した「生命」の5つの視座から,「生命尊重」という観点から典型的な3つの「生命」(魚,虫,植物)の間の違いを明確にした.</p><p>結論として,(1)「生命」が我々とより似ているとき,(2)我々が感じとる限りにおいて,「生命」が苦痛を感じるとき,(3)我々が「生命」を個々に認識できるとき,我々は「生命尊重」として配慮するのである.しかしながら,(1)から(3)に対応しない「生命」は野外から採集されるときにのみ種の保存という立場から「生命尊重」が配慮されるのである.</p>
収録刊行物
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- 生物教育
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生物教育 39 (3-4), 129-139, 1999
一般社団法人 日本生物教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390010292950796032
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- ISSN
- 24341916
- 0287119X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可