名古屋大学教養教育院の新型コロナウイルスへの初動対応と中間アンケート
書誌事項
- タイトル別名
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- Initial Response to the New Coronavirus and Interim Questionnaire at Institute of Liberal Arts and Sciences, Nagoya University
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説明
オンライン授業は、教員および学生に対する適切な支援と動機付けがあれば十分機能し、今後も実践されていくものと思われる。これは、名古屋大学教養教育院が実施した遠隔授業実施に関するアンケート(教養教育院中間アンケート)でも学生·教員の双方から8割もの指示を得たことからも明白である。とりわけ、動画の利用、学習時間に縛られない、通学しなくてよい、などオンラインならではの特徴を活かした教授·学習法との親和性が良い。また、説明·質問への回答が丁寧、迅速なフィードバック、コミュニケーションの機会が多い、グループワークなども学生の指示を集めていることから、アクティブラーニングの有効性がはっきり目に見える形をとってあらわれたように考える。授業時間中は演習·実習·ディスカッション(質疑応答も含む)などの時間にあて、必要な知識は授業時間外にオンラインで学ぶ。幸いなことに、このコロナ禍で十分な素地ができたと考えられるので、今後はアクティブラーニングの導入と支援を進めていくのが良い。そのためには、アクティブラーニングを支えるICTサポートに加えて、各授業におけるTAやメンターの充実を図ることが重要になる。
収録刊行物
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- 名古屋高等教育研究
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名古屋高等教育研究 22 303-326, 2022-03
名古屋大学高等教育研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390010457664824576
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- HANDLE
- 2237/0002002430
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- ISSN
- 13482459
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可