階段を昇る際に手すりを使用する地域在住高齢者の 身体機能および認知機能の特徴

書誌事項

タイトル別名
  • カイダン オ ノボル サイ ニ テスリ オ シヨウ スル チイキ ザイジュウ コウレイシャ ノ シンタイ キノウ オヨビ ニンチ キノウ ノ トクチョウ

この論文をさがす

抄録

<p>[目的]階段を昇る際に手すりを使用する高齢者の心身機能の特徴を検証した。[対象]在宅で自立した生活を送る地域在住高齢者217名とした。[方法]測定項目は,階段を昇る際の手すりの使用状況,握力合計,上体起こし,30秒椅子立ち上がりテスト(30-second chair stand test : CS-30),長座体前屈,片足立ち合計,最大歩行速度,trail making test part-A,ミニメンタルステート検査(mini mental state examination : MMSE)とした。手すり使用の有無を従属変数としたロジスティック回帰分析で検討した。[結果]階段を昇る際の手すりの使用には,CS-30と MMSE が関係することが明らかになった。[結論]階段を昇る際に手すりが必要な高齢者は,CS-30と MMSE が低下している可能性がある。</p>

収録刊行物

  • 理学療法さが

    理学療法さが 8 (1), 49-56, 2022-02-28

    公益社団法人 佐賀県理学療法士会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ