地域在住高齢者の転倒不安の有無と身体機能の関係

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  • チイキ ザイジュウ コウレイシャ ノ テントウ フアン ノ ウム ト シンタイ キノウ ノ カンケイ

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抄録

<p>[目的]高齢者の転倒不安の有無に関係する身体機能を調査した。[対象]地域在住高齢者84名,75.5(71.0〜79.0)歳であった。[方法]測定項目は,転倒不安の有無,転倒経験,握力合計,上体起こし,膝伸展筋力体重比,長座体前屈,座位ステップ,片足立ち合計,30秒椅子立ち上がりテスト,timed up & go test,最大歩行速度とした。転倒不安あり/なしの違いに関与する身体機能を抽出するために強制投入法による多重ロジスティック回帰分析で検定した。[結果]転倒不安の有無を判別する身体機能は座位ステップ(オッズ比0.95)であり,予測式の判別的中率は84.4%であった。なお,座位ステップのカットオフ値は62.5回(AUC :0.70)であった。[結論]地域在住高齢者の敏捷性を改善することで転倒不安を軽減できる可能性が示された。</p>

収録刊行物

  • 理学療法さが

    理学療法さが 8 (1), 9-15, 2022-02-28

    公益社団法人 佐賀県理学療法士会

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