書誌事項
- タイトル別名
-
- Practical research on investigational activities that introduce ICT to promote inter-school collaboration: a junior high school third-grade science class “Growth and reproduction of organisms”
- 異校種間連携を促すICTを導入した探究活動の実践的研究 : 中学校第3学年理科「生物の成長と生殖」の授業において
- イコウシュ カン レンケイ オ ウナガス ICT オ ドウニュウ シタ タンキュウ カツドウ ノ ジッセンテキ ケンキュウ : チュウガッコウ ダイ3 ガクネン リカ 「 セイブツ ノ セイチョウ ト セイショク 」 ノ ジュギョウ ニ オイテ
- ―中学校第3学年理科「生物の成長と生殖」の授業において―
この論文をさがす
説明
<p>平成29・30年告示中学校・高等学校学習指導要領では,授業改善の在り方として,教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり,学修者の能動的な学修への参加を取り入れた「主体的・対話的で深い学び」での指導への転換が求められている.しかし,中・高等学校においては,従来の知識伝達モデルの授業から学習者中心の知識創造モデルへの転換が困難な状況が指摘されている.また,GIGAスクール構想が推進され,各学校において,コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え,これらを適切に活用した学習活動の充実が図られつつある.そのため,各学校ではICTを活用した様々な取り組みが行われているが,教員主体の資料の提示に比べて,協働学習としてのICTの活用は少なく,授業内でICTを活用した協働学習においても,教室内の生徒間での情報共有やグループ等での発表・話し合い,教室外では同じ学校種の報告はあるものの,学校種を超えた協働学習でのICTの活用例は少ない.そこで本研究では,中学校理科(生物)の授業において,自律型学習中心の探究活動に,研究機関を含む異校種との協働学習を促すICTを導入し,その教育効果を明らかにすることを目的とした.探究活動ではカエルの初期胚発生の観察を行い,脊椎動物の発生に関する課題に対して,科学的根拠に基づき探究することをねらいとした.授業後の質問紙調査の結果から,学習の理解において生徒は,一人で行う学習や知識伝達型の一斉授業より,他者との交流や学び合いによる学習者中心の学びの方が有効であると感じていることが分かった.</p>
収録刊行物
-
- 生物教育
-
生物教育 63 (1), 30-38, 2021
一般社団法人 日本生物教育学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390010457686142976
-
- NII論文ID
- 40022768277
-
- NII書誌ID
- AN0012957X
-
- ISSN
- 24341916
- 0287119X
-
- NDL書誌ID
- 031864195
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可