潰瘍性大腸炎分割手術4症例における空置的回腸人工肛門からの栄養喪失に関する検討

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  • 田中 真琴
    東京大学大学院医学系研究科　成人看護学分野
  • 小池 智子
    慶應義塾大学看護医療学部
  • 数間 恵子
    東京大学大学院医学系研究科　成人看護学／緩和ケア看護学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Energy loss from temporary loop ileostomy in four patients with ulcerative colitis who underwent total colectomy and temporary loop ileostomy
  • 症例報告 潰瘍性大腸炎分割手術4症例における空置的回腸人工肛門からの栄養喪失に関する検討
  • ショウレイ ホウコク カイヨウセイ ダイチョウエン ブンカツ シュジュツ 4 ショウレイ ニ オケル クウチテキ カイチョウ ジンコウコウモン カラ ノ エイヨウ ソウシツ ニ カンスル ケントウ

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説明

潰瘍性大腸炎に対し分割手術を受けた4例に、人工肛門指導と食事指導を行った上で、1．術後の栄養・食事状況を調べ　2．空置的回腸人工肛門からの栄養喪失を推定した。体重・上腕計測、排泄物中ブドウ糖測定、食事調査、所要エネルギー量算出、食事全般の面接を4時点で行った。空置人工肛門からのブドウ糖排泄の中央値は、288mg/DL（範囲167～423mg/DL）であり、回腸末端の中央値28 mg/DL（範囲45～70 mg/DL）に比して高く、排泄量も増していたことからエネルギー喪失が示唆された。栄養状態が維持された例は、喪失量を補填する食事量を確保していたと考えられた。

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