当科における小児血漿交換療法63例の報告

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タイトル別名
  • Report of 63 cases of pediatric plasma exchange therapy in our department
  • 症例報告 当科における小児血漿交換療法63例の報告
  • ショウレイ ホウコク トウ カ ニ オケル ショウニ ケッショウ コウカン リョウホウ 63レイ ノ ホウコク

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抄録

<p>当科では2007年12月に血漿交換療法(PE)を開始し,2013年8月までに63症例(男児41例/女児22例,月齢29.5±20.1ヵ月)に施行した。疾患内訳はγグロブリン不応性川崎病が51例と全症例の約8割を占め,その他肝不全,敗血症に伴う多臓器不全,若年性特発性関節炎などに施行した。平均施行回数は4.0±1.2回/症例,平均血液流量は60.0±13.3mL/minであった。当科のPEの特色として全身麻酔を含めPEに関連する一連の管理を単一科内で一貫して行う体制を整えており,迅速な施行が可能となっている。また,症例を積み重ねるなかで見出された小児特有の課題に対し改善を重ね,バスキュラーアクセスの確保,回路のプライミング,施行条件,抗凝固薬,鎮静など,現在の施行方法に至った。今後もPE対象症例は増加傾向となることが見込まれ,より安全かつ迅速なPEを目指していく。</p>

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