レンバチニブ投与中の腫瘍内出血に対して肝動脈塞栓術が奏功し再投与が可能であった進行肝細胞癌の1例

DOI
  • 原 英展
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科
  • 中野 悠
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科
  • 荒井 克大
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科
  • 金子 由佳
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科
  • 榊 一臣
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科
  • 深見 裕一
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科
  • 池宮城 秀和
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科
  • 吉野 耕平
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科
  • 先田 信哉
    神奈川県横浜市立みなと赤十字病院消化器内科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of advanced hepatocellular carcinoma wherein readministration was made possible due to successful transcatheter arterial embolization for intratumoral hemorrhage during Lenvatinib administration

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抄録

<p>70歳代後半男性.肝内多発転移をともなう巨大肝細胞癌の診断.肝機能は保たれておりレンバチニブ12mg/日の投与を開始.内服開始6日目から右季肋部痛と食欲不振が出現し採血で肝酵素,炎症反応の上昇を認め緊急入院.造影CTで腫瘍内出血と診断.血管造影下に出血部に対して塞栓術を施行し止血を得られた.レンバチニブによる腫瘍内出血の報告は少なく,腫瘍内出血から塞栓治療後の再投与まで追跡できている症例であり報告する.</p>

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