バイオイソシアナートの環境負荷低減への応用技術と高機能化

DOI
  • 坂本 拡之
    三井化学株式会社 研究開発本部 合成化学品研究所 ウレタン材料設計グループ
  • 薄井 裕太
    三井化学株式会社 研究開発本部 合成化学品研究所 ウレタン材料設計グループ
  • 大石 晃弘
    三井化学株式会社 研究開発本部 合成化学品研究所 ウレタン材料設計グループ
  • 高松 孝二
    三井化学株式会社 研究開発本部 合成化学品研究所 ウレタン材料設計グループ

書誌事項

タイトル別名
  • Applied Technology for Reducing the Environmental Load of High Performance Bio-based Isocyanate

抄録

<p>地球温暖化による自然災害が顕在化している中,カーボンニュートラル,脱炭素社会の実現を目指すことは全世界の共通目標となっており,より環境負荷の少ない製品を社会に普及させていくことが求められている。バイオイソシアナートである1,5- ペンタメチレンジイソシアナート(STABiO®(スタビオ®)PDI®)はバイオマス由来のため,カーボンニュートラルに貢献できる材料である。しかし,バイオマス由来だけでは社会に広く普及させることは難しく,さらなる高機能化が求められる。環境負荷低減,高機能化への応用技術として,揮発性有機化合物(VOC)低減へ寄与する「低粘度型」,「弱溶剤可溶型」,「水分散型」,省エネルギー化へ寄与する「速硬化型」のバイオポリイソシアナートを開発した。これらのバイオポリイソシアナートを使用したポリウレタンは石油由来のポリイソシアナートに比べ,反応性,機械物性,耐薬品性・耐水性の向上が確認できた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390010555003241344
  • DOI
    10.11364/networkedpolymer.43.2_34
  • ISSN
    24342149
    24333786
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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